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 洋服のパターン・型紙を工業用パターンへの作成手順 ネット塾
 ■ 工業用パターンとは・・・?  
 
   デザイナー・パターンナーが起こしたパターンは工場の多量生産には不向きです
デザイナー・パターンナーが起こしたパターンは工場の多量生産には不向きです。

工場で工業的に制作するには、誰が縫っても同じ仕上がりになるようにしなければ安定した品質は望めません。縫製を理解している人が加減して制作したものは、工場のラインで流しても、出来上がった時にサンプルとゼンゼン違ったものになってきます。それを均一した品質を望むのなら、パターンを工夫しなければなりません。

縫い代とか合印を1mmの狂いもないように厳密な修正が要求されます。
例えば表衿は首のラインに沿わせ出来上がった感じで地衿よりどれ位のゆとりをどんな角度で入れればよいか?このゆとりの入れ具合も生地の地の目によりもしくはの生地の特性でも当然違ってくる。それをどのように見極めるか?
これが服全体になるとなんと多くの修正箇所です。また、ポケット等のパターンはすごく綿密です。1mmの縫い損ないは命取り・・・袋縫いが出来ない状態になることもあります。

現場サイドでのパターン修正になりますので、これを実際縫わないパタンメーカーさんに求めるのは無理です。工場でsecretで処理します。下記参照

  ファーストパターン・マスターパターンを工業用パターンに修正します
ファーストパターン・マスターパターンを工業用パターンに修正します

工場にはだいたいメーカーからグレーディング済みのパターンが青焼きもしくはCAD作成で送られてくるわけですが、それをそのままカット使用してカッティングするととんでもないことになります。
そのままのパターンはデザイナーからクレームが入ること請け合いです。
たいていのクオリティの高い製品を製作している工場は社外秘のパターン修正を会得しています。
修正をしていない工場は縫いで加減しています。縫いで加減できる人は、縫いのveteranあるいはexpert

  ファーストサンプルを作成してみます
 ファーストサンプルを作成してみます

パターンが同じでも素材によって出来上がりは違ってきます。地の目の違いもあります。
そのためのファーストサンプルです。

一例をあげるとします。
まず、ストレッチの生地にはポリウレタンが混紡してありますが、混紡率も確認してください。大体1%〜3%程の混紡率だと思いますが、収縮率が3%を超えるものもありますので、必ず縮絨(しゅくじゅう)する必要があります。その前に生地の寸法を計ってから取り掛かりデータをとります。
縦と横は収縮率が違いますので、気を付けてください。

方法は紙の上に生地を載せて紙と一緒に1M四方に裁ってその後、布をプレス機に通します。その後通した生地を紙の上にを載せると一目瞭然、収縮率が即判断できます。また、プレス直後と一日放置しておいたのでは、収縮率がちがいますので、これもデータを取る必要があります。
この事に関しては、ここに書くほどやさしい問題ではありませんので、豊富な経験と知識が必要になると思います。
一概に1回のデータのみで全体を判断できないという事です。
アパレル界みんなが取り組んでいるのになかなか解決できていない重要な問題です。

その後再度パターン修正にはいります。


 ■ 工業用パターンの作成手順

  工業パターン用紙を用意する
 工業パターン用紙を用意する

裁断(カッティング)用の碁盤目・升目の入ったマーキング紙(ホワイトマーカー紙・クラフトマーカー紙等)は、製図にはとても便利で引きやすいんですが、薄手だし、便利な線が余計に、じゃまになってわかり辛いために、CAD用紙を使用します。
厚さは80〜110μ程度です。

けっこう重たいので、取り出しやすいように中央に丈夫なパイプを入れて回転できるように工夫しています。
延反機のローラー部に置くと使いやすいです


参考 型紙・パターン用紙

   原型はどれにする? 
 原型はどれにする?

当店オリジナル原型


著者が開発した原型です。
はじめ、日本の代表的な原型を使っていたんですが、何回も同じ操作を繰り返さなければならない事に面倒さを感じて、もっと感単にすばやく出来る原型を考案しました。
これで、パターン作成時間が早くなりました。(非売品です)

スカートの原型も・・・


スカートの原型も作りました。
タイトスカートの場合、型紙(パターン)をわざわざ作らなくても表地も裏地も直接布に描く実物裁断で、充分間に合うんですが、型紙ご依頼の一般の方用に作りました。

他にも、いろいろ作っていますので、ぼちぼちまとめて公開して行こうと考えています。


原型(子供服〜婦人服)

一応、オリジナル元型パターンのほかに一般的な原型パターンも用意しています。
婦人服(SS〜LLまで)から子供服まで、いろんな体系のパターンを作成できます。
原型を使うもののほか、縫い見本サンプルがあればそれを参考にパターン起しをします。
もちろん改変OK!です。



  工業パターンではこのような道具を使用します
 工業パターンではこのような道具を使用します

 型紙作成用道具
■ ものさし
・ 竹尺・・・長く使っても目盛に狂いがない
・ アクリルものさし・・・湾曲しない。パターンにピタッと吸い付く
・ 方眼尺・・・縫代を付けるのに便利
    いろいろあるけど50×500が一番使いやすい
    折れた時には捨てずに短くして使用すると便利
・ カーブ尺・・・微妙な脇線
・ コンパス・・・学校の黒板で使っているもの
・ 文鎮・・・4kg、2kg、400gを目的に合わせて使用
・ 写真にないけど鉛筆(H)と消しゴム(MONO大)
・ ホチキス、パンチ穴 綴り紐 マジック、ノッチ鋏
■ 便利なものさし
・ ボタン位置とか記すためのスケール
・ 小型カーブ尺は、衿パターンとかに重宝する
・ 袖ぐり用のカーブとか股上用
・ その他・・・L字尺
・ 自分で作ったりもする・・・社外秘のため公開せず。アパレルreal塾で公開
・ カット台・・・ゴムのカット台は高いので、厚紙で代用
・ カッター・・・みんなが使っている標準的なもの。折る刃→オルファ
・ ハサミ・・・紙切り用は100均・・・けっこう切れる
・ 裁断は庄三郎過去に10本以上あった・・・たまにパターンも切る。netshopで売れてしまった。
・ ピンチ・・・パターンを一時固定するのに洗濯バサミを使う。安いし便利。適度なはさみ加減

  マスターパターンの作り方手順 一例
 デザイン画を見ながら パターンを起こす(パソコン・手描き共通)
1) 原型を作ります。(既存の原型をグレーディングします)
2) 出来上がり寸法などから考慮して一番適切な原型をつくります。
3) デザインを考慮して原型を配置します
4) 原型の線を参照して、引き始めます。
5) 後ろ身頃、前身ごろ、袖、衿の順で引いていきます。
6) ポケット、付属パーツを描き込みます
7) ギャザー、タックなどがあれば、パーツを写し取ってから展開していきます。
8) 写し取って、切り開いたり、くっつけたりして、デザインどおりのパーツを作っていく。
9) パーツが全てできたら、縫い合わさる部分を付き合わせてつながり修正をする
10) それぞれの縫い合わせの寸法が一致するか確認する。
11) 長い距離や必要と思われるような箇所に合い印を入れる
12) 前中心、後ろ中心など位置を記入
13) ステッチがあるなら記入
14) 芯地仕様が決まっているなら記入
15) 伸び止めテープ位置が指定されているなら記入
16) 縫製始末の注意書きがあるなら記入
17) 縫製手順・縫い合わせの相手、縫い代始末を考えながら縫い代を付ける。
18) パーツ全てに 地の目線を記入
19) 品名(アイテム)、パーツ名、パーツ枚数を記入



  マスターパターン〜工業用パターンへ
 マスターパターン〜グレーディング〜工業用パターンへ

1) 縫代なしのマスターパターンです。これを元にグレーディングしていきます。

2) 切替ある場合、切り離し前と分解したものと両方必要ですので、手を抜かずに作っておきます。

3) パターングレーディング サイズ展開
    マスターパターンを元にグレーディングしていきますが、
    別にこれといった決まりはありませんので、大体感覚でグレーディングしていきます。

4) 自社ブランド用の寸法表を作成しておきます。
    パンツを例にとりますと、ヒップ寸法を基準として展開します。
    同比率で展開できない場合が多いです。
    説明が難しい・・・(適応体型を想像しながら)もっぱら勘で加減します。

5) 工業用にするために縫代を付ける。
    展開したパターンに縫代を付けます。
    倒しの方向と縫い方順序を考えながら付けていきます。
    角の形状を合わせやすく縫いやすくなるように引きます。

6) 描きあがった工業パターンをカットします。
    各パーツを合わせて寸法の誤差がないか確認します。

7) 左右全てのパターンを作成します。
    工業用パターンの場合左右が同じでも左用、右用と作成しておくと、
    マーキング(型入れ)の時にすごく楽になるので、
    少々時間と手間と料金が加算されても作成した方がよいでしょう。
    特に用尺の計算が楽になります

8) 粗裁ち全面芯、芯貼り、部分芯のパターンを作成する
    工業用パターンの場合、表地パターン、配色パターン、スレキ等の袋布パターン
    裏地パターンは絶対必要ですが、芯地用のパターンは省略される場合があります。
    各工場では芯地パターンの他に荒断ち用のパターンを作成する必要があります。
アパレルメーカーが作成して添付してくれれば、もっと裁断作業の時間短縮ができるんですが・・・

9) ノッチ入れ
   その後、必要箇所にノッチ(切込みを入れる場所)や目打ちをいれるのですが、これは工場により、決まりがあります。先走って親切で入れておいても、現場によっては全く役に立たない場所に入れてあったりしては、余計なお世話です。


  仕上げ・・・パターン作成集大成
 仕上げ・・・パターン作成集大成
出来がってまとめたパターン
パターンをカットし終えるとそのままでは、作った人以外には理解できない場合があるので、

  ・ パターンナンバー
  ・ サイズ
  ・ ブランド名とかの情報・連絡先
  ・ 細かい指図(縫代倒し方向とかあれば)
  ・ ステッチ指示
  ・ 芯張り位置指示  を記入

○ パターン総枚数確認表

○ 最後に仕様書の記入


  各サイズごとのパターン
  各サイズごとにパターンをまとめて保管する

 サイズ展開(グレーディング)したパターンをサイズごとにまとめます。不足の工業パターンがないか確認します。

 ひとつのデザインでも、サイズ展開するとすごく手間と時間がかかりますが
 縫製工場の現場にたったパターン作成ができれば、生産性はかなり上がると思います。


  【番外編】プレス機も使用します
 パターンのメンテナンスで プレス機も使用します
ローラー式芯張りプレス機
芯張りテストのOK!のローラー式プレス機。
温度、時間 圧の調整ができますので、プレステストしてから本番に入ること。


※補足・・・丸まったパターンとか、しわの多いパターンは使いにくいですので、このプレス機に通して平にします。

  【ご注意】
【ご注意】
パターンは紙で出来ていて、布に比べると伸縮しないのですが、温度とか湿度等により若干の狂いが生じる場合があります。
ものさしも同様です。九州のものさしと東北のものさしは長さが違う時があります。
いずれも、保管には充分気をつけてください。多少の誤差、ずれはご容赦ください。

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